審美歯科とは

審美治療には様々な種類があり、使用する歯科材料も多岐に渡ります。歯を白くする方法も様々であり、どの箇所を白くしたいのか、どのくらい歯を白くしたいのかなどによって最適な治療方法は異なります。
こんなお悩みありませんか?
- 口元が気になる
- 口を開けた時の銀歯が気になる
- 治療に時間をかけたくない
- 笑った時、自然な口元にしたい
- 金属アレルギーがあって銀歯などは使えない
- 高精度な治療を受けたい
セレック治療について
セレックとは

セレックと歯科技工士が作るセラミックの違い
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作製方法の違い
セレック治療では先ほど説明した通り、CAD/CAMシステムを使用し、歯科医師と院内専属の歯科技工士が相談して歯の修復物を設計・製作をします。一方、セラミック治療では歯の型取りを行い、歯科技工士へ型取りをした模型に合わせて修復物の製作を外部依頼します。 -
治療期間の違い
セレック治療の治療期間は最短1日で終了します。一方、セラミック治療では歯科技工士へ修復物の製作を外部依頼しており、製作期間分の時間が必要となるため、最低でも2回以上の通院が必要となります。予約がなかなか取れない歯科医院であれば、1か月以上期間が空く可能性があります。
セレックと銀歯や保険診療との違い
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金属アレルギーの有無
保険治療の被せ物では銀歯を使用することがありますが、患者さんによっては金属アレルギーを引き起こす可能性があります。金属アレルギーを引き起こす原因は様々ですが、銀歯を使用している場合、お口の中で溶け出すことで症状が出ると考えられています。一方、セレック治療で使われる素材は金属アレルギーを引き起こすことはありませんので、ご安心ください。 -
審美性の違い
保険治療で使用されるレジン(コンポジットレジン=CR)と呼ばれる、プラスチックのような素材で、白い歯を手に入れることはできますが、セレック治療と比べると、審美性は低くなります。審美性を気にされる方はセレック治療をおすすめいたします。
セレックのメリット・デメリット
Meritメリット
- 人体との親和性が高く、金属アレルギーの心配がありません。
- 透明感があり、天然歯に近い見た目に仕上がる。
- 従来の治療法に比べ、詰め物や被せ物を短期間(出来るだけ当日中)で製作できる。
- 従来の自費の治療法に比べ、費用を抑えられるケースがある。
Demeritデメリット
- 治療する歯によっては、健康保険を適用できず自費診療になる。
セレックの流れ
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Step01
スキャンしながら型取り
3D光学カメラを口腔内に入れ、歯型をスキャンします。 -
Step02
詰め物・被せ物の設計
モニター上で院長と専属技工士が歯の形態や咬み合わせの調整をあらゆる角度から行い、審美的で長持ちする理想的な形にしていきます。 -
Step03
作製
ミリングマシンと呼ばれる機械(CAM)が、コンピュータで設計されたデータをもとにセラミックブロックを削り出し、修復物を精密に整えていきます。 -
Step04
装着
削り出されたセラミック歯を治療した患部に装着して治療完了です。
詰め物・被せ物について
セラミッククラウン・インレー(オールセラミック)

Meritメリット
- 見た目は天然歯のように透明感があり、自然な色合いを再現できる。
- 長期使用した場合でも変色に強い素材です。
- 汚れに強い素材です。
- 金属アレルギーの心配がありません。
Demeritデメリット
- 強い衝撃で破折・破損してしまうことがある。
ハイブリッドセラミック クラウン・インレー
ハイブリッドセラミックは、セラミックス(陶器の粉末)とレジン(プラスチック)を混ぜ合わせた素材のことです。正しくはセラミックとは別物で、ハイブリッドレジンやハイブリッドセラミックレジンと呼ばれることもあります。ハイブリッドセラミックは変色しにくい性質を持ち、また、色のバリエーションもあるので、レジンよりも天然の歯に近い色のクラウンやインレーを作製することができます。なお、金属アレルギーの心配もありません。
Meritメリット
- オールセラミッククラウンと比べ、割れにくい素材です。
- オールセラミッククラウンなどと比べ、比較的コストは抑えられます。
- 金属アレルギーの心配がありません。
Demeritデメリット
- 装着しているうちに、表面のツヤがなくなり、変色しやすい素材です。
- 装着していると歯ぐきに着色する場合があります。(レジンの影響)
ジルコニアクラウン
ジルコニアクラウンとは、ジルコニアのブロックをミリングマシーンで削り出した物です。従来のセラミッククラウンよりも強度が高くなり、奥歯や複数歯の連結されたブリッジなどにも使用範囲が大幅に広まりました。ジルコニアは腐食にも強く、生体親和性が高いので、医療分野でも広く使われ、歯科治療における審美性の高い素材としても注目を集めています。
Meritメリット
- 硬度と曲げ強度が高いので、従来はセラミックのみでは難しかったブリッジ治療や咬み合わせの強い奥歯の治療が、金属を使わずにセラミックのみです。
- 透明感に優れ、本物の歯のように美しく仕上がる。
- 変色せず、タバコのヤニやコーヒーなどの着色がしにくい素材です。
- 既製材料ではなく、セラミックパウダーを配合して個々のあなたに合った色を出していくので、隣接している歯の色と調和のとれた自然な色に仕上げる。
- 金属を使用していないので、加齢に伴い歯肉がやせてきた時に、歯の根元部分に、黒いラインが見えてくることがありません。金属を使用していないので、金属アレルギーのあるあなたでも安心して使用できる。
Demeritデメリット
- 強い衝撃を加えると表面が破折する恐れがある。
- 2重構造でクラウンに厚みが出るため、歯を削る量が多くなる場合がある。
その他の治療についてて
歯茎のクリーニング(レーザークリーニング)
歯茎の黒ずみを取り除き、ピンク色の綺麗な歯茎に!歯肉の黒ずみもレーザー(CO2レーザー)できれいになります。せっかく歯を白くしても歯肉が黒いと美しさが半減してしまいます。2~3回の治療で綺麗な歯肉に(治療回数は症状により多少変わります)。是非、ご相談下さい。ホワイトニング

薬剤を使って白く輝く歯に!ホワイトニングとは歯磨きなどでは落としきれない、歯の表面に付いた色素を落としたり、歯の中にある色素を分解して歯を明るくし、歯を白くする技術です。
ホワイトニングの種類
ホワイトニングの治療には、オフィスホワイトニング・ホームホワイトニング・デュアルホワイトニングの3種類があります。それぞれ長所がありますので、自分に合ったホワイトニングを歯科医と相談し選んでいきましょう。
オフィスホワイトニング
通院先の歯科医院でホワイトニング治療をすること。ホームホワイトニングで使用するホワイトニング剤よりも多くの過酸化水素を使用するので、短時間で白い歯を手に入れることができるのがメリットです。
Meritメリット
- プロが施術を担当するので、ムラが少ない仕上がる。
- 1回の施術でも、ホワイトニング効果を得やすい。
- 必要に応じて歯のクリーニングを同時に対応できる。
- 処置時に何か異常を覚えた時も適切な処置ができる。
Demeritデメリット
- ホームホワイトニングに比べ、患者さんによっては料金が割高に感じる場合がある。
- 歯の白さを保つには、繰り返しの来院が必要になる。
- 薬剤を使用する際、痛みを感じたり、沁みたりする場合がある。
ホームホワイトニング
自宅にてホワイトニング治療をすること。オフィスホワイトニングと違い好きな時に歯のホワイトニング治療ができるのがメリットです。歯の白さを実感するには2週間以上かかりますが、時間がかかる分、オフィスホワイトニングより白さが増し、持続期間も長いという特徴もあります。
Meritメリット
- ご自宅でできるのでライフスタイルに合わせやすい。
- ホワイトニングの効果が持続しやすい。
- オフィスホワイトニングに比べ治療費が安い。
- 色戻りがしにくい。
Demeritデメリット
- オフィスホワイトニングに比べ、薬剤の濃度を抑えているため、効果が見られるまで時間がかかる。
- オフィスホワイトニングに比べ、一回の使用時間が長くなる。
- ホワイトニング期間中、歯に色移りしやすい飲食物に気を付けなくてはなりません。
デュアルホワイトニング
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用して行う方法です。オフィスホワイトニングで歯を白くした後、補助的にホームホワイトニングを行ないます。3つのホワイトニング治療の中では、最も短期間で歯を白く出来るのがメリットです。
Meritメリット
- 色戻りがしにくく、ホワイトニングの白さが持続する。
- 短期間でも白さがアップする。
- 色ムラが少なく、より自然な白さを引き出せる。
Demeritデメリット
- オフィスとホームホワイトニング両方の治療をする都合上、コストがかかる。
- オフィスとホームホワイトニング両方の治療をする都合上、痛みを感じる機会が増える。
- ホワイトニング期間中、歯に色移りしやすい飲食物に気を付けなくてはなりません。
ホームホワイトニングの流れ
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Step01
型取り
まず歯科医が歯と歯肉が健康な状態であるかを診査し型をとります。患者さん専用のマウスピースを作ります。 -
Step02
装着前の準備
歯科医が作製した患者さん用マウスピースにジェルを流し込みます。 -
Step03
装着
歯を磨き、歯が綺麗な状態になってからマウスピースを口に装着します。